こがね講祭
1月11日に、飛騨護國神社敷地内にある金守山黄金(おうごん)神社に於いてこがね講祭が行われました。
黄金神社は金森家の財政を支えた金山奉行 宮島平左衛門と茂住宗貞が祀られていて、江戸時代から鉱山の神、金の神として広く崇敬されてきました。
「金守山」(かなもりさん)という山号はいつ頃つけられたかわかりませんが、金森さんとの「しゃれ」をきかせたものとなっています。
これは、金森長近公の弟といわれる安楽斎策伝という人が落語の祖とされていて、後世の人がそれにあやかってつけたものと思われます。
こがね講は、商売繁盛や金運向上を願って、毎年1月11日に祭典を行なっています。
今年も事前に申し込みをされた約500人中、約100人の講員の方々がお参りになりました。
(申し込みは毎年12月中旬~1月5日まで受付をしています)
祭典後は飛騨の伝統工芸「一位一刀彫」の大黒様や打出の小槌などが当たる抽選会が行われ、
寒い中でしたが、会場となった神社拝殿内は大変な熱気に包まれました。
そして、合わせてこちらもご紹介します。
古来、蛇は金運の神様としてご利益があるとされています。
黄金神社には両頭のへびが棲む。という伝承がありましたが
これは、大正時代に拝殿屋根のすきまから発見された抜け殻です。
ふつう、両頭というとYの形をさしますが、
頭部分が両端にある非常に珍しい白蛇の抜け殻となっています。
こちらの抜け殻は、今年の干支にちなんでこがね講祭に合わせて数十年ぶりに公開しました。
お金が好きな方は、ぜひ黄金神社へお参りください!