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海交会慰霊祭

5月27日は「海軍記念日」です。
明治38年のこの日、日本海海戦が行われ、世界最強とも言われたロシア帝国バルチック艦隊を壊滅させました。
飛騨は山奥で海のない国ですが、意外と海軍さんが多く海軍戦友会の方々は「高山市・大野郡海交会」という団体を組織して、毎年海軍記念日の日に慰霊祭を行なっています。


元々は城山の中佐平、広瀬中佐の胸像前で慰霊祭を行なっていましたが、会員の高齢化のため10年前から神社拝殿に祭場を移しています。以前は50名ほどの参列があったそうですが、近年は5~6名でお祭りがされています。
多くの戦友会は解散してしまいましたが、「最後の一兵になっても先輩方の祭りは続ける」という心意気は、さすがは帝国軍人、海軍魂と言えるのではないでしょうか。

海交会慰霊祭


右側の旭日旗は、戦争中実際に駆逐艦に掲げられていた軍艦旗なんだそうです。



ちなみに、中佐平にある広瀬中佐の胸像は2代目の銅像です。
夜遅くなったので銅像の写真を撮りに行けず、アップできませんでした・・・

初代は昭和18年に金属不足のため供出されてしまいましたが、この時は「軍神2度目の出征」として、タスキを掛けられ人間同様に見送られたと言われています。
戦後、2代目の現在の銅像が作られましたが、この復興に尽力した方々こそ「海交会」のみなさんだったのです。

軍神広瀬武夫海軍中佐のことについては、戦中までは教科書に載るほどの有名人だったのですが、戦後はほとんど知られなくなってしまいました。最近はNHKの「坂の上の雲」をきっかけに見直される傾向にありますので、詳しく解説してあるサイトも多いです。検索してみてください。


また、陸軍記念日は3月10日。これは同じ日露戦争で、奉天の会戦に勝利した日です。
この海軍記念日、陸軍記念日もまた戦後ほとんど知られなくなってしまいました。
今日の海軍慰霊祭を通じてご紹介をさせていただきます。

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