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奉賛会理事会

本日、飛騨護国神社奉賛会の理事会が開催されました。
当奉賛会は本年4月1日より「社団法人」から「一般社団法人」に移行いたしました。
「一般社団法人飛騨護国神社奉賛会」として第一回の理事会ということになります。

会長の國島高山市長さんを初め、副会長の高山市町内会連絡協議会前越会長さんにご臨席をいただき、各地区の理事さん出席のもと会議を行いました。
組織が大きく変わりますので、初回にいろいろと話しあうべき議題が多かったのですが無事に終了致しました。

来月は社員総会(社団法人は法的に「社員総会」と言うんだそうです)があります。
この総会後に町内会や区を通じ、会員の皆様方にご奉賛の依頼をお出しいたします。
当奉賛会の会員数は目減りの状態ではありますが、何卒ご理解を賜りたいと存じます。


ここに奉賛会設立時(昭和34年)の趣意書をご紹介させて頂きます。



終戦茲に十有余年を経て再びこの事態を避けようとするは全国民の願望であり
平和国家の建設に努力されつつあることは洵に喜ばしい次第であります。

大戦当時を省るに全国民何れも戦争の罪悪を充分知りつつも国際情勢と国政の命ずる処により家を捨て骨肉と別離し、心の苦悩を秘めて遠く各地に転戦苦闘の末、
不幸殉死の悲運に遭遇せられ、吾々の身代わりとして犠牲となられた方に対し
私達はこれに報ゆることを心より考える必要があるものと存じます。

遺族の中には老いたる父母、幼児を抱く未亡人等幾多戦後の激しい生活線上で辛労にあえいでいる人や又生活上の心配のない人でも精神的の面で悩む人等全く察するに余りあるものがあります。
此処に於て吾々には故人生前の徳を称え、英霊を慰めることは生き残った私共の当然の義務で御座います。

現在、伊勢神宮を始め靖国神社の護持については広く国民大衆の與論が昂まり、
国家の責任に於て運営されんとしている一方、各地方の護国神社も県単位の奉賛会が組織され、県知事自ら陣頭に立って神社を護持せられつつありますが、当岐阜県は他府県に比して非常に遅れている状態でありますが、幸に先般新任されました松野新知事は特に此の方面に御理解と関心を持たれているので遠からず活発なる推進を見ることと確信し、期待している処であります。
当飛騨地区に於いても各方面より奉賛会設立についての要望もあるので之に応えてその発起をさせて頂くこととなりました。

御承知の如く吾が飛騨護國神社は六千に及ぶ英霊を奉斎し、全国五十一社中の権威と責任を持つ神社だけに
維持経営に相当苦心を要する処で、僅かに春秋二回の例大祭に際し奉賛袋を地区内に廻して奉賛を願っておられますが
確固たる後援の主体がなく常にその収入予算が不安定であるので、今般本会の設立を企図致した次第でありますから
何卒右御諒承賜りまして何彼と御多端の折柄甚だ恐縮ですが絶大なる御奉賛の程を特に御願い申上げます。

昭和34年10月吉日

発起者(イロハ順)
岩本晋一郎 伊藤松太郎 岩畠正衛 岩島隆玄 押手栄次郎 脇本由之助 竪野一兄 加藤専一 加藤吉助
川上勝太郎 柿本伝助 角島源太郎 米渓三二 高原喜義 高田弥一郎 武田文三 都竹岩右衛門 中谷鶴次郎 中丸新吉 直井修三 永田尚 上田峰造 上木末吉 宇野栄太郎 野畑忠太郎 大倉実 岡田泰市 黒木重太郎 日下部礼一 久保田完三 山腰正一郎 前田義雄 松山吉一 松久千秋 小丸市兵衛 小林幹 小坂吉造 小坂利三 五反田繁太郎 青山源吾 溝添与三郎 溝際一男 宮本増造 宮田五郎 南恒三 三島栄一 水小瀬鉄郎 水口関郎 白川政之助 平田誠二 杉山久次郎 住敏三 菅田歳雄



発起人の溝際一男さんは先日お亡くなりになり、本日が告別式でございました。
杉山久次郎さんは代々襲名しておりこの時は御先代だということなので、96歳の氏のご逝去をもって、発起人全員が鬼籍に入ることとなりました。
理事会のため告別式には参列かないませんでしたが、野辺送りと同時刻に移行後初の理事会が行われたという御縁に特別な思いを感じるところです。

ご冥福をご祈念申し上げると共に、当奉賛会の行く末を見守り導いていただきたいと存じます。

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